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50代主婦が独学でインドネシア語を勉強(キックジャパネシア編)

「理由のない不安を一瞬で消す方法」☆高牟禮 憲司を読んで…。

 

 

 

?理由のない不安?を一瞬で消す方法

?理由のない不安?を一瞬で消す方法

 

五感のバランスを失った時、人は不安になるんやて。そんなん知らんかったわ。

 

 この本は、著者が完璧主義者だったエンジニア時代、体調不良により1年間の休養を余儀なくされた経験からさまざまな回復療法を試し、独自の療法を開発したものをまとめた本である。第1章、第2章は著者独自のマインドフルネスについて書かれており、第3章は一般的に「悩み関係」の本などに書かれている不安との向き合い方、第4章は仕事や人間関係についての心構え、第5章から第7章は、個人の恋愛、結婚、子育て、老後などの悩みについての対処法などが書かれている。

 

 私は悩み関係の本は借りたものや購入したものも併せて50冊以上は読んだが、この本の恋愛、結婚、子育ての部分は胸に響く言葉がなかった。というのは、経験と時間の経過が必要だからだ。特に子育てに関しては、娘が7歳のころから中学校を卒業する15歳の間の約8年間、カウンセラーと面談し、相談にのってもらっていたが、親自身も頭で理解できていても、感情的になってしまうことがあった。悩んだ結果、経験(妥協?)と時間の経過が必要であると実感したので、子育ての部分に関しては一般論だと思ってしまった。

 

 タイトルとなった「理由のない不安」はなぜ起こるのか?

著者によれば、「社会の多くの人が、均一の価値観を共有し、生活の基準としていた」ため迷いがなかったというのだ。それはどういうことか?ある程度の年になったら結婚するとか、離婚はすべきじゃないとか、子どもを産むのは当たり前とか、女性は家庭を守るべきといったようなことである。このような事が押し付けのように感じる人にとっては苦痛であるが、これさえ守っていれば社会的な立場は守られ安心感が得られるという。逆に守らなかった場合はもやもやした不安が付きまとう。

 

 自分の経験でいうと、田舎のお墓参りに行く時、いつも姉のうしろをついて行っていたが、ある日姉に「あんたが前歩き」って言われて、いざ行こうとしたらどこかわからないで困ったことがあった。そんな感じなのかもしれない。

 

 あなたは「マインドフルネス」といった言葉を聞いたことがありますか?私は言葉だけ聞いたことがあったが、実態は知らなかった。著者の言葉を借りると、「マインドフルネスとは、要は、よい、悪いといった判断抜きで今ここに意識を向ける状態のこと」で、その効果としてメンタルの安定やパフォーマンスのアップが知られている。

 呼吸法を取り入れた、いわば瞑想のような、既存のマインドフルネス法では取り除けない不安もあり、著者が独自のマインドフルネス法を開発したものがこの中に記されている。

 

 私がこの本で一番関心があったことは、「五感の使い方が偏ると、理由なき不安体質になりやすい。」という著者の言葉だ。普段、五感を意識して生活していなかったので、それは新しい発見であった。

 私の場合、「視覚」「聴覚」「味覚」は生活に絡んでくるものなので、当たり前のように使っているが、「嗅覚」「触覚」は前者に比べ使う頻度が少ない。不安という感情は「触覚」を通じて気づくものなんだとか。そうだったのか!そんなこと知る由もなかった。ではどうしたら「触覚」の感度を高めることができるのか?この本を読めばそれがわかる。

 

 この本を読んで、職場で不安になった時、著者のマインドフルネス法を試してみた。頭痛薬のように明らかな変化は見られなかったが、悪くもならなかった。検証が足りないので少なくとも3か月はこの方法を試してみたいと思う。今日から3か月後に、追記として検証結果を書いてみたいと思う。