kotoseiryu888’s blog

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「おばちゃまは飛び入りスパイ」☆ドロシーギルマン☆を読んで…。

 

おばちゃまは飛び入りスパイ (集英社文庫―ミセス・ポリファックス・シリーズ)

おばちゃまは飛び入りスパイ (集英社文庫―ミセス・ポリファックス・シリーズ)

 

 

歳をとるのが怖くなくなる。むしろ歳を取るのが楽しくなる。おばちゃまみたいにスパイにはなれないけど、諦めかけてた子供のころからの夢だってかなうかもしれない。そんな気持ちにさせてくれる物語です。

 

お気に入り度★★★★★

 

この本を最初に読んだのは20年ぐらい前だったと思います。私はタイトルに惹かれて本を読むことが多いのですが、この本もしかり。おばちゃま、スパイ!?で手に取りました。

 

おばちゃま、こと、ミセスポリファクスはアメリカのニュージャージー州に住む60代の気のよさそうな未亡人。歳をとっても自分を最大限に生かすことが必要だとお医者さんからアドバイスを受けて、おばちゃまが向かったところは、アメリカ中央情報局CIAだった。

ひょんなことから仕事を引き受けることになったおばちゃまがメキシコへ向かう。おばちゃまは無事に任務を完了できるのか?読んでのお楽しみです。

 

私がおばちゃまの好きなところは、観察眼があるところと機転が利くところです。こんなシーンがありました。右腕を撃たれた仲間の命を助けるため弾をとり出す手術を行うのです。手術道具などなく医者でもなんでもないのですが、「患者のために血を流してはいけない。血を流すのは患者にまかせて、あなたはただすべきことをすればよい」という言葉を胸におばちゃまは弾を取り出すことに成功するのです。おばちゃまカッコいい!

 

作者のドロシーギルマンは2012年に88歳で亡くなってしまいましたが、おばちゃまシリーズは14作品あります。この作品はおよそ30年前に発刊されており、ドロシーこそまさにおばちゃまだったのではないかと思う。なぜならおばちゃまはドロシーの当時住んでいたピンポイントの場所に住んでいるからだ。ドロシーには会えないが、おばちゃまに会いたい人はぜひご一読ください。